ついでにアンタレスも |
その前にクラッチ不調のシマノ アンタレスDC7も分解したうえでクラッチが入らなかったり、キャスト中に戻ったりするのを修理。
アンタレスの分解は久しぶりだけど、クラッチ周りのつくりはカルカッタ コンクエストDCの方がしっかりしている。
原因はクラッチレバーとクラッチプレートを止めているネジのゆるみによるガタが原因だろう。ついでに完全にばらして清掃注油をした。
本題のバイオマスター の分解の続きだけど、前回のベイルアーム部分と比較すると手間がかかるうえ、逆に不調になる可能性もあるのでむやみに手を出さないように。手を出すときはもちろん自己責任で。
ローターを外す前 |
セットスクリュー(M2)で止まっているんだけれど、これを回せるセットレンチが多分ないと思うので、用意をしておく。
私の場合、このカラーをベアリングに交換した時についていたセットレンチを保管していたのでそれを使ったが、この大きさのセットレンチは普通あまり売っていないかと思う。
取り外すとこういう感じのパーツで構成されている。
写真の上右にある"ラチェット バネ"を紛失しやすいのでこれも注意が必要。
ローターを外すために10mmスパナを使うが、ローターを止めているローターナットは逆ネジで止まっている。ローターをよく見ると”UNSCREW”と矢印が刻印されているから、その方向に回すとローターナットは外れるので、ナットが取れたらローターを上に引き抜く。
ローラークラッチ組 |
ローラークラッチとボディを止めているネジだけを外すこと。
ローラークラッチは分解しない。これを分解すると非常に厄介です。
見分け方は頭の大きなネジがボディとローラークラッチ組を止めているネジです。
ローラークラッチ組が取れたら、フリクションリング(黒いわっか状のギザギザした物)を外しておく。
白い棒状のものがストッパーカム |
ついでにメインシャフトに入っているワッシャとも外しておく。
ボディ左側にあるローラークラッチ組の下にあるネジ2本も外しておく。
このネジ、昔は無かった |
もう一方のネジはボディガード前面で分かりやすい位置についている。
ボディガードが外れたら、ボディー同士を止めているネジ3本を外せばボディは分割できる。
分割されたボディ |
メインギアが左右ボディの穴に入っているベアリングに刺さっているので無理にこじって分割しないように。
久しぶりに分割されたボディ内部を見ると、グリスの乳化と汚れがみられる。ベアリングは汚れ程度で錆などはない。
続く
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