そもそもボディ部分の鉛の硬質化を希望してて、口説き落として作ってもらったところ、モロさんも『これならいいだろう』と言うことで、シリーズ化をしてくれるみたい。
基本的にルアーは見て楽しむ物じゃなくて投げてナンボ、釣れて最高!って言う考えなので、メタルバイブだろうがミノーだろうがハンドメだろうがビンテージだろうが限定だろうが、釣れるんじゃないかと思うときには躊躇なくストラクチャー、浅瀬、ゴロタ場、どこでも投げる。投げて巻く。
新シリーズのMVの写真。左上からMV8933,MV8922,MV6524,MV6518 右側は旧MV8834 見た目も少しキラキラしてます。
MV8922については後日、詳しく書くつもり。それと気が付いた人は分かると思いますが、アイの位置が変わったでしょ?汽水域でのフロント、センター アイでの引きの差を変えてもらうための工夫です。
MV8922は少し巻いた感じですが行けますよ。 これ。浅場、汽水域 グフフです。
試してみたい人はメールもしくはLine、FBメッセください。時間と場所を合わせて頂ければ、以下の手持ち分 新旧 7モデルありますのでお試しで使ってみてください。投げて巻いてもらえればわかると思います。平日 昼でも全然OKです。
新シリーズ MV8933,MV8922,MV6524,
旧シリーズ MV6520,MV8834,MV66,MV66スピン
MVシリーズは初場所でのパイロット的に使えるルアーなので、どうしても登板回数が多いのと、初場所でいきなり投げるもんだから、ぶつけたり、当たったり、引っかけたりと言うのが多かった。
彼が作っている所を見て知っているので、あの手間暇を考えると申し訳ないなぁ と思うんだけど、釣人の性、投げなきゃ始まらないし。魚を釣ることで返せればいいかと、自己中的考えで使わせてもらってます。
フロントでぶら下げた時の姿勢 |
今回の材質の変更点は、普通の鉛から硬質鉛、硬鉛への変更で、硬質鉛にもいろいろありまして、今回使用の物はアンチモン10%含有の物を使ってます(硬鉛にはアンチモン含有率の違いで数種類あります)
アンチモン含有率10%は、以前の材質のものと比べて比重値の違いから、若干重量軽減します、変動は大体3~8%程度と言うことでした。材質変更による比重変化による重量変動を、以前のモデルと比較して変わらないようにするため、若干のボディ形状の変更がかかっているようですが、多分、見てもわからないぐらい工夫してくれてます。
MV8933 |
見た目の変更は、以前の材質では海水による影響からか、ボディが黒く変色したりするため、パテを表面に塗っていましたが、硬鉛への変更で表面は材質そのままで行くことになりそうです。
材質の違いでの数値比較では
アンチモン含有率10%と言う物で純鉛に比べて引っ張り強度で5倍以上の強度の物を使っています。
参考までに使用した材質のJIS規格
JISH5601 HPbC10 硬鉛鋳物10種相当品
Pb:残部 Sb:9.5~10.5% Cu:0.20%以下 Sn:0.50以下 Bi及びその他の不純物0.10%以下
参考比重:10.565 引張強さ:50N/mm^2以上 伸び:19%以上 硬さ試験:(HB)14.5以上
簡単に材質変更のメリットをまとめると
- ルアーへのフック乗りが少ない
- ルアーへフックが刺さりにくくなった
- 変色が今のところ少ない
- ぶつけた時のボディ形状の変化がほとんどない
- ボディのズレが生じない
- ステンレス ボディと鉛ボディの隙間が生じにくい
使用上のデメリットはありません。 フックサイズなどは以前と変わりありません。
私的にはぶつけてボディが損傷した時に、自分でトンカチで修正していたのですが、硬質化でそれができなくなったことぐらいです。
今回の材質変更は、私のわがままと聞いてくれたうえに、手間暇をかけて修正してくれたモロさんに改めて
アールさんご無沙汰です。
返信削除穴は大事ですよ・・・!
硬質興味ありますわ~。
またご一緒させて下さい。
Ofuroyaさん 毎度、ご無沙汰しております。
削除"穴"大事ですよね、鉄板の場合、ルアーの性格を決める重要なポイントですね。重くて引けない有名ルアーも穴を広げて引きやすくなりますし。
最近、Ofuroyaさんのテリトリーでイワシ入ってるらしいですよ。また、ご一緒しましょう!
硬鉛はアンチモンの含有率が高くなれば硬くなり、比重が低くなります。10%含有でキロ1600円ぐらいでした。20%はもっと高いですね。硬さ的には10%で十分じゃないかと思ってます。
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