2013年4月3日水曜日

フックの話 3

小潮 今日も釣りには行けないから関係ない(悲

GAMAKATSU STINGER
ガマカツ RBMH      ST-41TN

トレブルフックの各部分についてはフックの話 1フックの話 2に書いたけど、ベントカーブにラウンドが最近少ないと書いて、現物を確認したら、ガマカツ TREBLE RBMHとかSTINGER ST-41Nなどはラウンドに近い形状だった。

ついでに同じサイズ(#6)を比較すると良くわかるかと思うが、ポイントの形状が違いますよね?

ST-41TNは内向き、RBMHはストレートになっているのがよくわかるかと思います。内向きなんてシャープナーで研げるわけもなく、なまくらになったら即交換するしかなさそう。

GAMAKATSU RBMHはシャンクも少し長い目、比較のために並べているのは双方ともに#6と言われている番手を選択した。マス目はひとつ10mm。

ST-41N ST-46
左からGAMAKATSU、ST-41TN、ST-46


同じサイズ(#6)を並べて比較ならばシャンクの長さ、ゲイブ幅、ベントカーブの違いはこちらの写真の方がわかりやすいかもしれない。

ST-41TNはST-31Nから軸線径を太軸にしたもので、強度アップお狙ったもの。使用用途は小型ミノーなど。

見ると太軸のST-46と同じ線径でGAMAKATSUが細く見える。

掛けた時の掛かりの良さはGAMAKATSUが有利そう、去年実際に勧められて使った感じでは確かにそうだった。いいんだけど、シャンクの長さが気に入らず、元のST-46に戻った経緯がある。

ルアービルダー モロさんは細軸、小型のST-31Nがお好みだけど、最近、某フィッシング ショップPBブランド(関西限定)で出てきたフックが激安なうえ、結構使えるということで愛用しているらしい。
実は私も最近使い始めた。値段がST-46 8本 ¥760円のところPBブランドは8本 ¥300円の半値以下。ST-46と比べた写真がこれ。
左ST-46  右PBブランド
あかんのんとちゃうの? これ。番手が違うので大きさはもちろん違うけど、ポイント、ベントカーブなどほぼコピーと言える。
防錆処理のメッキ加工とかが違うのか若干色目が違うが。
あのショップからスティンガーなくなるのではと心配するほどのクリソツさ。さすが関西根性。

ほかにも2フック、4フック、フェザー、ブレード付等色々試しているけど、ルアーの動きに影響があるのでフェザー、ブレード付は私はあまり使わない。

誤解を恐れずまとめると、
アイは便利な工夫を凝らしているものもあるがあまり釣果に影響の出る部分ではない。
シャンクはロングで掛かりやすく、ショートはガッツリ合わせ系。ショートバイトをかけるにはショートだが。
ベントカーブはラウンドが吸い込まれやすく、ワイドになるほど掛ける要素が上がる。
ゲイブは狭けれ(ナローゲイブ)ば吸い込まれやすく、広ければ(ワイドゲイブ)掛ける要素が上がる、ベントカーブの形状によってゲイブ幅もだいたい決まってくる。
軸径は細ければ刺さりが良く、太ければガッツリ合わせて食いこませる。
ポイント形状はお好みで。内向きは針先が入りやすいと言われているが?

昔々のマスタッドをゴリゴリ研いでから使ってたのが懐かしくなるほど、最近のフックは良くできていると思うし、いろいろ試せるから楽しさも増えるというものじゃないかな?
裏技的にはトレブルフックをシングルに変えて大きくするという手もある。この時はトレブルフックの重さに合わせる事と、ロングシャンク、ナローゲイブのシングルフックを選択するのがキーポイント。バイブレーションではあまり効果が無いけど、ミノー、トップ系では効果が出る場合もあるよ。

7 件のコメント:

  1. こんにちわ。

    フックの話1~3勉強になりました(^-^)

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    1. ありがとうございます。
      個人的主観なのでカバーはしきれてませんが……また企画ものやりますのでよろしく

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  2. pukuです。
    フックの話は大変参考になります。

    ちなみにSTシリーズの商品体系の話で
    補足ですが、

    (例)ST-41TN
           ̄ ̄ ̄ ̄
     ・一桁目の数字はパワークラス(1~7)で、
      数字が大きいほど強度(針軸の太さ、
      溶接強度)が上がり、価格も上がります。
     (アマゴ/トラウトからマグロ/GTまで対応)

     ・二桁目の数字は針先形状で、
       1:カーブポイント(バレにくい)
       6:ストレートポイント(かかりやすい)
       (47というのがあるが46の
          ロングシャンクモデル)

     ・最後の英字2文字はコーティング(メッキ)
      の種類で、
       TN:スーパーティン(スズ)コート
                  (防錆性が高い)
       RD:TNコートの上にレッドフィニッシュ
                  (防錆性が高い)
       BC:ブラックコート
       (BCはTNやRDに比べて防錆性が低い
        ため主にフレッシュウォーター用途
        ですが、コーティングが薄いためTNや
        RDより針先がシャープで貫通性能が
        高いので、あえてソルトウォーターで
        使う人も多い)

       ※ST-46などは”TN”が省略されて
        いるだけでスーパーティン(スズ)コート
        です。
       ※以前はTG(チタンコート)もありました
        が、TNが主流になり、なくなりました。

      なお、STシリーズの針自体の素材は全て
      炭素合金です。

    釣り場でまた会いましょう(^_^)             
           

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    1. pukuさん お久しぶりです。

      めっちゃ参考になります。ありがとうございます。どこかに説明があったと記憶はしていたんですけれど、オーナーバリさんのページに有りました? 見つけ切れなくって。

      これでページ作れてしまうぐらい(爆

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    2. pukuさん  これ、覚書で記事の方に乗せちゃっていいですか?

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    3. アールさん、こんばんは。
      メーカーのページには商品体系の説明は
      見当たりませんでしたので、以前、メーカに
      何回か電話で問い合わせて聞いた内容から
      抜粋したものです。

      内容の転用はOKです。

      ところで、メーカーのホームページを見ると
      STX-58(PE対応)という新製品情報が載って
      ますねえ。(針先が少し内側に傾いた
      ストレートポイントみたい)
      今後、おそらくパワークラス4とか3にも
      展開しそうですね。

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  3. pukuさん
    早速の快諾ありがとうございます。
    やっぱりメーカーのHPにはなかったんですね。
    備忘録的に使わせていただきます。

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コメント有難うございます。